ちいさくひかりかがやくもの

題詠短歌専用。
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055:乾燥(吹原あやめ)
身体中乾燥させるきみの嘘サハラ砂漠の月が聞いてる
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054:笛(吹原あやめ)
口笛を吹いて呼び出すおもいではいろあせぬまま夏の夕暮れ
053:キヨスク(吹原あやめ)
泣き顔の代用品にキヨスクで買ったハンカチ水玉模様
052:考(吹原あやめ)
決心をひるがえさせる方法を考えている。爪、肌、全部。
051:熊(吹原あやめ)
うそなきがいつかほんとになりそうで熊の背中にかくまわれてる
050:確率(吹原あやめ)
傷つける夢をみている確率は タカイホドイイアナタトワタシ
049:礼(吹原あやめ)
偽善者にゆだねた秘密 透明な礼拝堂の地下室の鍵
048:凧(吹原あやめ)
曇天を切り裂く凧は音もなく傷を舐め合うぼくらを乗せて
047:ひまわり(吹原あやめ)
放課後の彼女と僕の革命を黙秘していたひまわりの日々
046:設(吹原あやめ)
あらかじめ壊れるような設計をしておく僕の臆病な恋
045:楽譜(吹原あやめ)
楽譜には書き写せない情熱でうたわれてゆくきみの恋歌
044:鈴(吹原あやめ)
あのひとの指の動きを真似る午後のけぞる首の鈴を鳴らして
043:宝くじ(吹原あやめ)
足首に夢の抜殻からみつく宝くじ売場の午後の欅の木陰
042:鱗(吹原あやめ)
ゆるされぬわたしの頬のさみしさの鱗を剥いで秋の旅路へ
041:存在(吹原あやめ)
涙ごと奪われてゆくわたくしの存在意義と夏の約束
040:粘(吹原あやめ)
粘液に毒と愛とを混ぜ合わせ痛みに揺れる春の水底
039:王子(吹原あやめ)
迷宮で流浪の日々をくりかえす飛べない鳥の王子と姫は
038:有(吹原あやめ)
あのひとにわたしたままの所有権 ことばにできぬすべてとともに
037:V(吹原あやめ)
指導者の背後の闇を露呈させ世界に響くVの発音

036:船(吹原あやめ)
さみしいとどうしていえるゆきさきはまださだまらぬ夜の船底
035:過去(吹原あやめ)
ぬくもりはここにあるのに過去と鳴く鳥が予感をはこびくる森
034:岡(吹原あやめ)
惜しまれぬ我が身を嘆く秋の蝉ゆうぐれせまる静岡の空
033:すいか(吹原あやめ)
この夏もはなればなれのさみしさをすいかの種の数だけあげる
032:ルージュ(吹原あやめ)
薔薇色のルージュをひいたくちびるはゆるくひらいて嘘をさしだす
031:忍(吹原あやめ)
なつかしい声にふるえる忍草さみしかったといまならいえる
030:湯気(吹原あやめ)
さめぬ恋さまさぬようにつつみこむ湯気のむこうにつみびとの影
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